魔術書に飛び込んで -1-

このような時期だからこそ、少し目先をかえてゴ・エ・ミヨらしさをー という想いからフランスでは特別版ニュースレターが発行されています! その中から、昔のゴ・エ・ミヨからの抜粋をお届けします。

1973年、アンリ・ゴとクリスチャン・ミヨはこの「大胆で真面目、やんちゃで便利、けれどもアンバランスなガイド。質の保たれた情報、コメントの正確さ、価格の低さは制作体制が盤石ではないことを忘れさせる」ような初版について次のように回顧しています。


「他の偉大な美食ガイドとの違いは、レストランの空気感や装飾、サービスの対応、価格、時に見事なレシピ、そして、めったにないが、揚げ足を取りたくなるような小さなミスがない店、を表現するテキストである」と。


締めくくる前には、「我々のセレクションに包括性はない。これらのレストランは、我々が個人的に訪問し、再訪し、発見し、最も主観的な方法で評価した店であるため、限定的で、もしかしたら間違っているかもしれないが、兎にも角にも誠実である。もし私たちの薦めるレストランがあなたを失望させたとしても責めないでいただきたい。私たちは完璧ではないし、料理人や食べ手も完璧ではないのだから」と述べています。


翌年、2人はさらに次のように話しています。

「しかしながら、このガイドに多くの穴があることは全くその通りである。フランスには多かれ少なかれ注目すべきレストランが少なくとも10,000軒以上あり、私たちのセレクションは1,600軒のみである。もちろん非難されても良いが、気に入られなかったとしてもやり方を変えるつもりはないのだ。チームは極小だが、毎年かなりの数のレストランを訪れ、最高のものだけを残していく。この方法は不完全ではあるが、少なくとも非常に個人的なものである。」



このような2人の強い想いと信念から「ゴ・エ・ミヨ」は始まったのですね。
現在ではもちろん調査の方法も変わってきていますが、「最高のものを伝えたい」という信念は変わっていません!

次回は1974年刊行のガイドに述べられている、ヌーベルキュイジーヌについての記述をお届けします。