卵への賛辞

ゴ・エ・ミヨフランスのニュースレターより、今回は卵の話をお届けします。残念ながらイースターの時期は過ぎてしまいましたが、身近な卵、皆さんはどのように捉えていますか?

イースターまで、そして伝統的なエッグハントまでもう少し、このどんな組み合わせにも応用できる完璧な丸い物体を讃えるのにぴったりな季節となりました。

 

卵は形而上学的な存在であり、数多くの神話、-ケルトやフェニキア、チベットやシベリア等々-、にもあるように、創造の原点です。


アリストテレスが万物の根源を論じる中で、初めて卵が先か、鶏が先かの因果性について問い掛けたことを思い返すと、卵は哲学的な存在でもあります。


そして卵は、数えきれないほど多くの料理に応用できることから、ガストロノミー的存在であるとも言えます。何世代にも亘る家庭の必帯書、ジネット・マティオの『La cuisine pour tous(みんなの料理)』では、74の卵料理に、脳みそのオムレツも含めた42のオムレツのレシピが載っていました。

 

卵はエキュメニカル(全地的)な存在とも言えます。豊かな人も貧しい人も、また賢いものとそうでないものも、そして犯罪者にも法に仕える者と同じように、彼らの滋養となるためです。


卵は、食物指針的な存在でもあります。世界中で毎年1兆個以上の卵が消費されており、その内フランスでは1人あたりの年間消費量は250個、全体の15%の消費量を占めています。


最後に、卵はアスリート的な存在でもあります。ラグビーでは卵の形からインスピレーションを受けてボールがデザインされ、サイクリストはプロテインを多く含む卵を丸呑みしています。


そういえば、ピエール・ダクも≪サイクリストたちよ、半熟卵で脚を強くするのだ≫と言っていませんでしたっけ?