スタイル

”ガストロノミー”ってなんだ?

 ガストロノミー…日本語ではよく「美食」と訳されますが、一体なんなのでしょう?

 かく言う弊社ガストロノミー・パートナーズも、電話口などでよく「ガストr…??もう一度よろしいですか?!」と戸惑われることもしばしば(社名を名乗るとき噛んでしまうことも…)。

日本では案外耳馴染みの少ないこの言葉、もともとは古代ギリシャ語ガストロス(消化器)+ノモス(秩序・法)を語源としており、食をめぐる文化・科学的な考察のことを意味しています。

ガストロノミーという言葉を広く世に知らしめたのは、なんといっても19世紀フランスの著述家ブリア-サヴァランの『美味礼讃』でしょう。「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言いあてて見せよう」という有名な言葉を残したブリア-サヴァランは、他にも次のような言葉を残しています。

 

「禽獣は食らい、人間は食べる。教養ある人にして初めて食べ方を知る。」

「新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。」

 

ものすごい礼讃ぶりですね…!天体の発見以上って…!!

 

人間が自然からとったものをそのまま口にするのではなく、獲物を調理・分配し、家族や近親者が集まって食事をするようになったことが「食べること」の始まり、つまり食文化の第一歩であるとサヴァランは説明します。その後、人間社会が形成され拡大するにつれて長距離移動が可能になると、疲れた旅人をもてなす歓待の席が各地で設けられるようになります。

日々の食事はもちろん、遠方の旅人をもてなし、ともに食卓を囲むことであたたかな交流が生まれ、他者や異文化を知ろうという心や教養が育まれる――。

「食べること」がただ飢えをしのぐためだけでなく、人々の絆を深め、相互理解や交流を促す行為、すなわち文化の礎であるというのです。

 

 『美味礼讃』では、グルマンディーズ(美食家)のことを「味覚を喜ばすものを情熱的に理知的にまた常習的に愛する心」だと定義しています。

“美食”というとなんだか高踏的なイメージがありますが、その実態は「味覚にかける情熱」と「人と食卓を囲むことへの愛情」、そして「食卓を作り出し、支える人々への敬意」にほかなりません。

 

そしてゴ・エ・ミヨは、そんな“美食”の追求者のパートナーです。

(次こそは噛まずに「ガストロノミー・パートナーズ」って言わなくちゃ…!)