創業は江戸末期の1866年、江戸前寿司の始祖・華屋与兵衛の流れをくむ老舗中の老舗。現在、板場に立つのは5代目と6代目。ネタに仕事をさせ、酢飯で握る本来の江戸前スタイルを基本に、伝統の技術を受け継いでいる。握りはやや大きめだが、ネタとのバランスが良く、江戸前らしさを感じさせる。それぞれのネタに合わせた仕事、味付けは的確で、独自性がある。店内のしつらえや食器選びなど、特別感はないものの、馴染みのゲストが多く見られるのは5代目の穏やかな人柄だろう。敷居の高さを感じることなく、家族や友人と本来の江戸前寿司を楽しむことができる。
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