伊勢市駅から徒歩5 分。大正時代の建造物を改装したレトロな空間で、古典的なフランス料理に相応しい内装だ。河瀬シェフは三重県、特に伊勢の食材にこだわった料理を提供し続けて35 年というベテラン。ナフキンホルダーは伊勢春慶塗、皿は伊賀焼を使うなど、そのこだわりがうれしい。この日のメニューにもキハダマグロ、鳥羽の答志島のうたせ海老、牡蠣などが取り入れられており、メインは薄切り志摩のパールポークなど、伊勢を訪れた旅人にはたまらない料理に出会える。もちろん地元に愛される店であるのは確かだが、近隣の席は東京、大阪からの旅行者。お伊勢参りの食通は美味しい店をよく知っている。
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