長良川沿い、目の前には金華山、岐阜城を望む景観の中、大きな蔵と梁の重厚感ある屋敷。初めて訪れた人は、まるでタイムスリップしたような情景に感動することだろう。明治末に生糸問屋の別荘として建てられたものを、時の政界の実力者が購入した建物で、当時の趣きを変えることなく今も存在感を示している。京都、嵐山の料亭を重ね合わせる人も多いだろう。「潜龍」は、この屋敷を若い政治家育成の庵にしようと命名されたもので「天に飛び立つために力を蓄えて潜んでいる若い龍」の意。明治時代に建築され、100 年の時を経ても構造を変えず、座敷中央に大きな鉄板を置き、” お座敷肉料理” を提供する。「潜龍」としての営業もすでに50 年を越えた。
伝統を重んじ、肉は開業当初から厳選された松阪肉を使用。オーダーがあれば飛騨牛も仕入れている。ステーキのほか、すき焼き、あみ焼き、しゃぶしゃぶもあり、すべて客の目の前で仕上げてくれる。
肉の焼き手は30 年の熟練を要するという本格派。料理、しつらえ、サービスともに大切な会食や祝席など、ハレの日にも向くだろう。
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